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2015.04.02

2015年2月15日(日)~22日(日) パリに行ってきました。

昨年に引き続き作曲家の足跡を訪ねて来ました。
今回はショパン、ドビュッシー、フォーレ、サティ、ベルリオーズ、リストなどです。
2015年1月14日パリに新しいコンサートホールがオープンしました。
「フィルハーモニー・ドゥ・パリ」で、どんな音がするのか、ワクワクしながら出かけました。
また車を借りてトゥールから20数キロ東にあるシュノンソー城などロワール地方にも行って来ました。

今回の旅行で鑑賞したオペラ、コンサートは以下の通りです。

2月16日(月)
パリ国立歌劇場(オペラ・バスティーユ)でドビュッシー「ペレアスとメリサンド」
[演奏] Ph.ジョルダン指揮 S.ドゥグー(ペレアス)、E.ツァラゴヴァ(メリザンド)、P.ゲイ(ゴロー) その他
※昨年はオペラ・コミック座で同じ「ペレアスとメリサンド」を観ました。観る側にも想像力が求められる演出でした。

2月17日(火)
トゥールのオペラハウス「グラン・テアトル」でアンリ・ソゲ(1901~1989)「マリアンヌの気紛れ」
[演奏] C.シュニッツラー指揮 Z.マルコヴァ(マリアンヌ)、F.ルジェ(セリオ)、T.ディア(クローディオ)その他
※予備知識を持たずに行きました。A.ミュッセ(1810年~1857年)の喜劇をA.ソゲがオペラに。本は現在日本では出版されていないようです。ソゲはプロコフィエフとも交流があった作曲家です。最後はハッピーエンドではありませんが、楽しいオペラです。トゥールは人口10数万人の都市ですが自分たちの劇場があるのは羨ましい限りです。

2月18日(水)
パリに戻りシャンゼリゼ劇場でパリ室内管弦楽団 262回演奏会
ベートーヴェン「コリオラン」序曲、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調、メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」
[演奏] T.ダウスゴー指揮 フランス室内管弦楽団、D.ホープ(Vn.ソロ)、パリ聖歌隊
※ブルッフのVn.コンチェルトを弾いたホープは日本に何度か来ていて円熟味を感じさせる演奏でした。「真夏の夜の夢」は会場で手にしたプログラム通り記します。劇音楽全曲(コーラス付き)です。
Ouverture, Scherzo, L'istesso tempo, Lied avec choeur, Andante,Intermezzo, Allegro, Con moto tranquillo, Andante, Marche nuptiale, Allegro comodo - Marche funebre, Une danse de clowns, Allegro vivace -Come prima, Finale
普段コーラスが入った全曲はなかなか聴けないので参考になりました。

2月20日(金)
今回期待していた「フィルハーモニー・ドゥ・パリ」でアムステルダム・コンセルトヘボー管弦楽団
「町人貴族」(リヒャルト・シュトラウス)、 交響曲第4番(グスタフ・マーラー)
[演奏] M.ヤンソンス指揮アムステルダム・コンセルトヘボー管弦楽団、D.レシュマン(Sop.)
※R.シュトラウスの「町人貴族」は全てのパートがとても難しいですが、ヤンソンスの指揮の下、素晴らしい演奏でした。マーラーは聴衆を包み込むような演奏でした。両国国技館を思わせる(四方に客席がある)この真新しいパリのホールで聴いたマーラーは一生忘れないでしょう。

バスティーユ広場の「オペラ・バスティーユ」

光に照らされたトゥールの「グラン・テアトル」

 

ブールデルがデザインしたファサードが美しいシャンゼリゼ劇場。中はM.ドニの天井画が目を見張る

今年1月オープンした斬新なデザインの「フィルハーモニー・ドゥ・パリ」(驚きました)

 

トゥールから20数キロ東にあるシュノンソー城(ここで若きドビュッシーがピアノ弾きのバイトをしていました)

今回の旅行で鑑賞したオペラ、コンサートのプロフラム

 
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